看護師のスキルアップに繋がる資格はたくさんありますが、その中でも人々の健康相談や健康診断を行う「保健師」という資格があることを知っていますか?保健師の資格を持っていれば活躍できる場所は多岐に渡り、行政・学校・民間企業といった職場で、子どもから高齢者までの健康を守ることが主な仕事となります。
保健師の養成校は、看護専門学校の上級コースに設置されていることがほとんど。看護師の資格を取得していることが必須条件なので、そこから1年間保健師養成学校に通ったのち、国家試験を受けられるようになります。保健師の仕事は地域の健康促進だけでなく、近年大きな問題となっている幼児虐待やネグレクトの早期対応についても期待が高まっているため、今後さらにニーズが増える職業と言えるでしょう。
「介護施設で働いてみたい!」そうお考えなら、看護師プラスオンの資格として「ケアマネージャー」の資格を持っておくと有利です。高齢化が急激に進んでいるということは、介護施設における看護師求人も確実に増えると言っても過言ではありません!慢性的な看護師不足が続く医療業界なので、看護師の求人はまだまだ豊富です。
しかし、これから先の将来を見据えるなら看護師とケアマネージャーという二つのライセンスを取得していたほうが、今後も仕事に困ることはないと思います。日本の平均寿命はどんどん長くなっているため、高齢者が少なくなっても介護施設の看護師の需要は増えていくことが予想されます。
介護施設によって名称は異なりますが、「社会福祉士」はソーシャルワーカーと呼ばれる社会福祉専門の国家資格です。医療制度・介護保険制度にも精通した知識や経験から、介護現場や事業所の中心となる機会が多いと言えます。デイサービスでは、管理者として活躍できる資格です。主な仕事としては、子どもをはじめ障害者・高齢者・地域住民・医療機関の患者に福祉の観点からさまざまなアドバイスやサポートを行います。
社会福祉士の資格を取るためには、福祉系の短大・大学、あるいは専門学校などで指定科目を勉強しなければなりません。そのほかにも、《障害者や児童福祉に関する実務経験があること》といった条件が定められています。少子高齢化が進んでいることで福祉的課題が山積みとなっている現在、社会福祉士への期待は年々高くなっていくでしょう。
看護師にオススメの資格
少子高齢化が進む日本では今、保健師・ケアマネージャー・社会福祉士などの存在が重宝されています。どの資格も、今後のキャリアアップや転職には欠かせない《必須スキル》です。あなたはどの資格に興味がありますか?
地域包括支援センターに転職した人の声
「常勤がツラくて疲れてしまった・・・」「高齢医療に興味があった」など、転職を考えるキッカケは人によって違います。そこで、実際に地域包括支援センターに転職した看護師たちのリアルな《転職理由》をいくつかピックアップ!
看護師の役割・仕事内容
医療や介護、福祉、教育機関など、看護師が活躍できる場所はさまざまです。超高齢社会の現在、医療はもちろん、介護・福祉分野でも高い看護師ニーズがあります。そこで、福祉分野である地域包括支援センターに注目し、そこでの看護師の仕事内容や役割についてまとめてみました。