高齢医療の現場を斬る!

看護師から地域包括支援センターへ転身した方が語る”転職した理由”とは?

地域包括支援センターで
求められる看護師

地域包括支援センターに転職した人の声

地域包括支援センターに転職した人の声

常勤に疲れたAさんの場合

転職する前は、ランダムな日勤・夜勤のシフトが続くことで毎日の生活スタイルが崩れてしまい、身も心もボロボロでした。さらに、体のリズムが狂うことで深い睡眠が取れず、疲れ・ストレスがどんどん蓄積してしまうという負のループにはまってしまっていました。
いくらお休みがあるといっても、カレンダー通りのシフトなので友人とも時間が合わず日頃のうっぷんを晴らせる機会もなかなかとれませんでした。転職する寸前までそんな状態でも必死に耐えていましたが、もう少し決心が遅れていたらどうなっていたんだろうと思います(汗)ほんと常勤で活躍されてる看護師さんたちって、体力面・精神面共にかなりタフだな~と思います。
地域包括支援センターに転職してからは、周囲の人たちに「なんか別人になった」「顔色がよくなったね」なんて言われるようになりまして。私にとって今の職場はかなり合っているんだと思います。

高齢看護・介護に興味のあるBさんの場合

私が地域包括支援センターに入るきっかけとなったのは、母が入居している老人ホームの現場を目にしたことでした。以前、私は病棟の看護師として働いていました。
そのため母に面会するたびに「同じ医療福祉従事者としてどんな仕事してるんだろう?」と施設で働く看護師・介護士たちの姿をまじまじと観察していました。
そこで感じたのは「人との繋がりの親密さ」でした。職員と利用者さんの温かいやりとりをみている内、次第に高齢看護・介護に興味を持つようになりました。
転職することを決め、はじめは施設で働こうかと思ったのですが、看護系の仕事からちょっと離れてみたいなという好奇心も生まれ、結果的に運よくみつけた地域包括支援センターで働くことになりました。
働いている今、高齢者に未来のプランを提案したりサポートできるこの仕事は自分に向いているなと感じています。

医療行為が苦手なCさんの場合

小さいころ病弱だったため入退院をよく繰り返していた私は、やさしい看護師さんが大好きでした。それが大きく影響して看護師を目指した訳なのですが…いざ看護師デビューして分かったのが看護師なのに医療行為が苦手っていう(笑)
不器用すぎる私はいろんな仕事に支障をきたすようになり、「向いている人、向いていない人ってちゃんとあるんだな~」とつくづく感じました。まぁ気付くのが遅かったです(笑)
医療行為に苦手意識を持つようになってから、だんだん針を刺すだけでも手が震えて汗がにじんでくるようになり、本気で転職を考えるようになりました。そんなとき人から教えてもらったのが地域包括支援センターでした。医療行為無しで看護の知識を活かせるこの仕事は、まさに私にぴったりな職種だなと思いました。
地域包括支援センターに就いた現在、毎日楽しく仕事を続けさせてもらっています♪

異業種からの転職Dさんの場合

私は大学を卒業してからアパレル会社に就職しました。店舗での経験を積んだ後、店長として店舗運営にも携わりましたが、以前から30歳までに何か資格を取りたいという思いがあり、元々興味を持っていたケアマネージャーの資格取得を目指すことにしました。
デイサービスで介護の実務に従事しながら資格のレベルを上げていき、ケアマネージャーの試験に合格。結婚・出産を経て地域包括支援センターのケアマネージャーに転身しました。
異業種から介護業界に飛び込むことには少し不安もありましたが、アパレルの仕事で身につけたコミュニケーションスキルを、利用者さんやそのご家族との信頼関係を築く際に活かすこともできたので、思い切って挑戦してよかったと思っています。
今は、自分が提案した介護サービスのプランを利用することで、利用者さんが生き生きと生活されているのを見るたびに、大きなやりがいを感じています。

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