世界的にも稀なスピードで少子高齢化が進んでいるわが国ですが、在宅介護や老人ホームなどの施設不足が問題視されていますよね。高齢者の介護は大変な重労働なので、一緒に住んでいる家族だけで介護を行うことは困難と言わざるを得ません。しかし、「住み慣れた家で生活を続けたい」という要介護者の要望により、ホームヘルパーなどの力を借りて在宅介護を行っている家庭もあります。そのほかにも、「家族以外の人間に世話になりたくない」という意見もあるようです。反対に、要介護者が自宅での介護を希望していても、介護ができる環境にないこともあり施設を利用している家庭も多いのだとか・・・
在宅介護は、介護する側にもされる側にも大きなストレスがかかります。一人で何とかできるようなことではないからこそ、介護保険サービスを上手に活用していくことが大切です。これは決して他人事ではありませんよ!
地域包括支援センターは、地域の高齢者の方々が住み慣れた地域で安心・安全に暮らしていくために、日常で起こるさまざまな問題を包括的にサポートしている施設です。各都道府県によって高齢化の進行具合に違いはありますが、今後は福祉・医療のニーズがさらに高まることが予想されるので、地域の特性を考慮した支援やサービスが必要となります。
実際に地域包括支援センターで行っていることと言えば、介護予防サービスの利用方法の手助けや行政機関やボランティア団体などの紹介です。それに加えて、介護保険をはじめとする公的制度や支援制度の活用についても手厚くサポートを行っています。高齢化社会を自分らしく豊かに生きていくためには、地域包括支援センターの存在が欠かせません!より詳しい情報を知りたい方は、こちらをご覧下さい。
看護師が働いている場所と言えば、病院や診療所といったイメージがありますよね?しかし最近は、こうした医療機関以外からも看護師が求められているんです。地域包括支援センターもその一つで、地域の高齢者の相談役として必要とされています。病棟勤務と違って高度な医療技術や知識を問われることはありませんが、高齢者介護の現場をサポートすることになるため、経験豊富なナースの活躍が期待されているようです。
また、地域住民の方に直接アドバイスを伝える機会も多く、要支援の方のためにケアプランを作成することもあるから、最低限のコミュニケーション能力は必須スキルと言えます。地域の高齢者一人一人の声に耳を傾け、本人の力を活かしながら支援することが地域包括支援センターで働く看護師の役割です。「仕事内容についてもっと知りたい!」そう思った方は、こちらをクリック♪
地域包括ケア推進の要としての役割が期待されている地域包括支援センターですが、運営に関し、いくつかの課題を抱えています。ここでは、介護予防ケアマネジメント業務の比率向上による職員の負担増加を中心に、地域包括支援センターが抱える課題に触れています。また、人員不足の解消や認知度の向上など、今後地域包括支援センターに求められてることもいくつかピックアップしました。地域包括ケアは、まだまだ歴史の浅いシステムです。だからこそ時間をかけて、サービスや職員の働き方をしっかりと整備していく必要があるでしょう。現状を知り、自身にできることが何かないか知りたい方はこちらをご覧ください。
看護師にオススメの資格
少子高齢化が進む日本では今、保健師・ケアマネージャー・社会福祉士などの存在が重宝されています。どの資格も、今後のキャリアアップや転職には欠かせない《必須スキル》です。あなたはどの資格に興味がありますか?
地域包括支援センターに転職した人の声
「常勤がツラくて疲れてしまった・・・」「高齢医療に興味があった」など、転職を考えるキッカケは人によって違います。そこで、実際に地域包括支援センターに転職した看護師たちのリアルな《転職理由》をいくつかピックアップ!
看護師の役割・仕事内容
医療や介護、福祉、教育機関など、看護師が活躍できる場所はさまざまです。超高齢社会の現在、医療はもちろん、介護・福祉分野でも高い看護師ニーズがあります。そこで、福祉分野である地域包括支援センターに注目し、そこでの看護師の仕事内容や役割についてまとめてみました。